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YaPhoto@アラカワ・アフリカ  

アラカワ・アフリカ実行委員会、ギャラリーOGU MAG、YaPhoto(ヤウンデ・フォト・ネットワーク)とMaking Histories Visible (歴史を可視化する)プロジェクト(セントラル・ランカシャー大学)は、コラボレーション企画としてカメルーンの写真家による写真展およびアフリカと世界各国のアフリカ系の人たちから集められたビデオアートの上映による3日間の展覧会『YaPhoto@アラカワ・アフリカ』 を開催いたします。『YaPhoto@アラカワ・アフリカ』は、アフリカの文化と東京荒川区の下町文化を交差させる事を目的とし、毎年開催されるアートプロジェクト、アラカワ・アフリカのプレイベントとして企画されています。写真の展示、ビデオアートの上映のほか、YaPhotoの創設者の一人でもあるクリスティン・アイーンのレクチャーも行われます。

本イベントでは、日本では初めて紹介される事になるカメルーンの写真家による作品を主に展示します。ロミュアルド・ディコウメ、ブライス・ジイロ、マックス・ムバコフ、スティーブ・ミョンド、そしてイボン・ヌガッサムがその作家たちで、ロミュアルド・ディコウメの作品は視覚的な実験であり、ヨーロッパによるアフリカの植民地化政策以前のパフォーマンス芸術を撮影しています。ブライス・ジイロの作品シリーズ『Feou Kake』(2016)はカメルーンの北方地方で伝統的な収穫祭を祝う人々を記録しています。マックス・ムバコフはカメルーン最大の都市ドゥアラのローラスケートやBMXという都市の文化を撮影しています。スティーブ・ミョンドは 『Crown of Beauty』(2016)という作品の中で、カメルーン人女性達の頭部を包む色とりどりの布に見受けられるアフリカ人女性の変容する社会的アイデンティティの象徴をスタジオポートレートという形式で撮影しました。イボン・ヌガッサムの作品は中国で開催される長江国際写真ビデオ・ビエンナーレにも出品されていますが、都市部と地方の風景、文化遺産、ポートレートを写し出し、鑑賞者にカメルーン西部のバンジョウンの街を体験させます。

 

写真による展示に加え、Digital Africa (Tokyo)も行われます。これは今年の5月にロンドンでOpen SourceとVortexとのコラボレーションとして開催されたイベントの東京版です。アフリカそして海外移住先のアーティストからビデオ作品を公募し、美的な造形、音声による構成、そしてビジュアルカルチャーとその体験を編集した実験的な映像を構成し、個人的、もしくは集団的な語り口で言語の壁を乗り越えようとする試みです。

 

クリスティン・アイーンによるトークも予定されています。日本の鑑賞者に向けYaPhotoを紹介し、カメルーンの写真を通し国際的なアートシーンとアフリカとの境界や関係性について議論します。クリスティン・アイーンはフランス系カメルーン人の美術史家、批評家、キュレーターで、現在はイギリスを拠点に活動し、セントラル・ランカシャー大学の現代アート研究員として、またロンドン大学のバークベック校で南アフリカの写真家ジョージ・ハレットについての論文を書いています。YaPhotoの発起人の一人でもありウェブサイトの運営も行っています。

Yaounde Photo Network (www.yaphoto.co)

eye.on.art (www.eyonart.org).

2017年8月10日(木)、11日(金・祝日)、12日(土)

開廊時間:14:00~20:00 (最終日8/12は19:00まで)

場所:ギャラリーOGU MAG(東京都荒川区東尾久4-24-7)

 

オープニングレセプション 8月10日(木)18:00~20:00

クリスティン・アイーンによるキュレーターズトーク 8月11日(金・祝日)18:00~20:00

Digital Africa (Tokyo)上映 8月12日(土)17:00~19:00

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